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ありがたいけど火傷した
きょうも山の仕事場は冷えていた。
私のきょうの作業は白いゴム長靴で、流しの前で立ちっぱなしの水仕事なので、さすがに足が冷えた。
分厚い靴下を履いていたけれど、一度冷えたらその後、靴下を重ね履きしてみても暖かくならない。
そこで夫がコンテナに90Lの大きなビニール袋を広げて入れ、水が溜まるようにして私の足元に置いてくれた。
そして、そこにお湯を入れて、長靴ごと入れる足湯を作ってくれた。
すごく温かくて快適だった。
しかし、しばらくして
「冷めただろうからお湯をたしてあげよう」
と、入れてくれたお湯がどうやら熱湯だったらしい。
夫は、長靴ごしだし、最初に入れたお湯がまだ残っている(足首くらいの量)ので、熱湯を足しても大丈夫と思ったようだ。
私も最初のうちは熱いとは思わず、入って作業をしていたのだが、次第に足の小指がジンジンと痛くなってきだした。
そこで初めて、足を入れているお湯を触ってみたら、あまりに熱くてびっくりした。
慌てて出て水を足しても、なかなぬるくはならない熱さだった。
長靴を脱いで足を見てみたら、蒸されたように足が真っ白にふやけていて、小指だけが真っ赤になっていた。
やはり火傷をしたようだ。
夫に指を見せると「あらぁ~悪気はなかったのにねぇ」と言っていた。
まぁ、何はともあれ 気持ちはありがたかった。
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