「最も強い言葉で非難する」ってどんな言葉?
国際問題で相手国に対し
「最も強い言葉で非難します」と言うことがあります。
そう述べた後に「いいかげんにしろ!ただでは済まないぞ!」
とか、その時に考えつくなかで最も強い言葉が続くように思ってしまいますが
実際は強い非難の言葉は出てきません。
「最も強い言葉で非難します」と言われても
相手側は「?」と思うか、そんなこと言われても屁とも思わないか
言われたことにも気づかないじゃないかって思ってしまいます。
(なんて考えていたのは私だけなのかもしれませんが)
これは外交上の表現でした
ところがこれは外交上、
「どれだけ日本が相手国を批判しているかがわかる言葉」だったのですね。
皆さんはもうとっくにご存じだったのかも知れないですが
私は今まで全く知りませんでした。
国際社会に対する日本の立場の批判表現は レベル8まであり、批判の程度によって
1 懸念
2 強く懸念
3 憂慮
4 深く憂慮
5 遺憾
6 極めて遺憾
7 非難
8 断固非難
レベル1での心配程度から始まって、
レベル3あたりからは不安と心配が入りまじり
レベル5からは残念な気持ちが加わり
レベル7からは相手を責める気持ちを強く表現
と言うことのようです。
岸田総理がイランに
今回の中東での争いで
岸田総理はイランに「最も強い言葉で非難します」
と言ったのでレベル8ですね。
「日本は猛烈に怒っているぞ!」と強く非難の言葉を叫ぶよりは
そりゃあわかりやすいですね。
アメリカは5段階で表現しているそうです。
日本は5段階だけでスパッと決められない細やかな感情があるのかな・・・
今後、どうかイスラエルがイランに報復しませんように・・・
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ありがとうございました。