いつも応援ありがとうございます。
お金持ちの家に嫁いだ姉
姉は私と違ってすごくおしゃれな人だった。
服もバックも着物もアクセサリーもたくさん持っていた。
貧しい家から、お金持ちの家に嫁いだので、嫁ぎ先で必要に迫られ、お茶や着物の着付けを習った。
その家の家風に慣れるのはきっと大変だったと思う。
姉が40代のころに、買い物依存症になり
「買ったのに開けていない靴やバックや服がいっぱいだから(夫に)見つからないうちにあんたに送るね」
と言って、大きな箱で送ってきたことが何度かあった。
でも、靴はサイズが合わず、バックも赤とか青の派手な色が多く、地味な私が持ち歩けるような色ではなかった。
その頃はメルカリなどなかったので、買取店に持ち込んでお金に替えたりしたものだ。
アクセサリーを宝石箱のまま送ってきた時は、それを売ったお金で掃除機を買ったりした。
姉があんなに早く死んでしまうなら、アクセサリーは置いておけば良かったのかもと思う。
唯一 グランドセイコーの時計だけは売らなかった。18万円もするものだった。
その他に20年以上前にもらったカシミアの黒のマフラーと香りのよい扇子は、今も大切に使っている。
姉の竹かごバック
姉が送ってきた中にすごくかわいいシビラのカーディガンが何枚かあり、それは
「いつか痩せたら着よう」と思ってしばらくは置いていた。
でも、いつまでたっても痩せそうにはなかったので、一緒にフィンランドとイギリスを旅した友達に着てもらおうと13年くらい前にあげた。
おそらく その頃、姉からもらった竹かごのバックもその友達にあげたのだと思う。
私の持っている服には合いそうになかったからだと思う。
友達が竹かごバックを送ってくれた
今月6日の姉の命日のころ、その友達が
「お姉さんが使っていた竹かごバックをくれたの覚えている?それを直してもらっているから、お姉さんの横に置いてもらえる?」
と、LINEしてきた。
なんと、高知で有名な竹虎で修理してもらっていると言った。
この画像が姉の使っていたバックだと言う。
その修理を終えてきょう我が家に届けられた。
この竹かご細工バックはどこで作られている物なのかな…と調べてみたらベトナムの伝統工芸品らしい。
姉はお金持ちなのに、あまり海外旅行はしなかったのだが、新婚旅行のハワイ、その後フラダンスをしていたのでその大会で再びハワイ、そして「ベトナム旅行に行ったよ」と言っていたのを思い出した。
きっとそのベトナム旅行でこのバックを買ったんだね…ベトナムの街をこれを持って歩いたんだね…と、姉の写真を見ながら声に出して言った。
姉も「そうだったわ、懐かしい」と思ったかもしれない。
ランキングに参加しています。
ポチッっと↓↓↓していただけると嬉しいです。
ありがとうございました。
フォローもよろしくお願いします(*^-^*)